2009/08/27

ダライ・ラマ法王訪台へ

馬総統、ダライ・ラマ訪台に同意 被災者慰問目的で
 【台北共同】台湾の馬英九総統は27日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の訪台について、台風8号の被災者への慰問が目的だと述べ、31日からの訪問を認め、ビザ(査証)を発給する考えを明らかにした。被災地を視察中、記者団に語った。
  ダライ・ラマは昨年12月にも、台湾メディアに対して訪台の意向を示し、対中関係改善に力を入れる馬総統が拒否。今回は、大雨被害の対応の遅れに強い批判 を受けていることもあり、受け入れに同意せざるを得ないと判断したとみられるが、中国が反発するのは確実で、今後の中台関係に微妙な影響を与える可能性も ある。
 27日付の聯合報によると、馬政権は「宗教活動に従事すること」を条件に受け入れを決めた。
  ダライ・ラマは9月3日まで南部に滞在し、被災地を訪問する予定。今回の訪台は、特に大きな大雨被害が出た高雄県や屏東県など、南部にある七つの自治体首 長が要請。ダライ・ラマも快諾した。南部は対中強硬路線の野党、民主進歩党(民進党)の支持基盤で、首長らも同党出身。
2009/08/27 11:53 【共同通信】

ふと思い出したのはこんな記事、
【中台】Lenovo 調達団、台湾企業に32.55億 US ドルを一挙に発注 japan.internet.com 2009年8月26日
中国海貿会の第三団(海峡両岸経済・貿易交流協会)は24日、今回の訪問最終日を迎えた。最も期待された Lenovo グループは、当初予想の27億 US ドルを大きく上回る総額32.55億 US ドルの発注契約を締結している。主要な契約はノート PC 生産関連で、Wistron(緯創)、クアンタ(Quanta Computer=広達電脳)、コンパル(Compal=仁寶電脳)各社がそれぞれ10億、7億、6億 US ドルの大口受注を獲得している。
(続きを読む)

ちなみに第一団(6月)は通信製品22億ドル、第二団(7月)は農産品7.5億ドル、そして第三団が32.55億ドル。タイミングといい、予測を上回る契約を単なる経済だけで捉えてよいものか…と、ついいろいろ想像してしまう。そういえばNIKKEI NETによると27日台湾株が3日続落なんですって。この記事のだし方ひとつとっても…・・・、ね。

さて、法王が慰問訪台なされた場合に中国が反発するのは当然として、問題はその中身である。
表向きはお決まりの外務省のコメントがあるだろうけど、さすがに軍事的なプレゼンスはないでしょうね。全人代委員長の20年ぶりの訪米もあることだし、考えにくい。でも影で経済的なボディーブローは十分ありえる。
つまり、中国海貿会第三団の予想を上回る発注がその為の人質だとすれば、契約が白紙になっても知らねえぞ…、なーんて事を考えてしまったりして。
ところで、風水害が特に大きかった南部が民進党の支持基盤であることと災害対応の遅れをリンクさせるのは、考えすぎかなあ。どうなんでしょう? 暢気にゴルフして批難轟々だった日本の元総理と馬英九総統とがダブって見えるのは幻覚?

あ、はぶピーはクスリなんかしてません♡


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