前回の投稿では失礼。嘘ついておりました。
>今後は旅行指向で行く
書いたつもりでいたのですが、どこにも書いてませんね。ハハハ、許せ!
というわけで、TIBET ROOM は旅行指向でまいります。本当です。実は既に準備を進めてまして、今回はその序文みたいなものを特別に一部公開したいと思います。本当は公開するまで伏せておきたいところですが、アクセス数の少ない寂れたサイトでもチェックして下さっている皆様への感謝の意を示したく、特典として一足早くお見せします。なんか舌を噛みそうというか指が絡まりそうな文章なので、兎も角まいりましょう。
端的に言うと、チベットだからといって特に日本で用意すべきモノなんて何もない。あるとすればパスポートや持病の薬、日本を出国する為の最低限のものだけだ。もしモデルのような格好でチベットを旅するつもりなら話は別だが、大抵のものはチベットへ至る途上、あるいはラサで手に入れることだって可能なのだ。
もう一度書く。チベットといえども通常の旅行なら特に用意すべきものは何もない。旅の準備も旅のうち。わざわざ物価の高い日本で買うくらいなら、少々ださくとも準備から旅の思い出にしたほうが楽しいではないかな? もし時間に少し余裕があるのなら先ず出発、それから準備する。現地に慣れるには買い物が一番である。
また初めての海外にチベットを選ぶような人は、チベットへ行く前に生活する生の中国人と接っしておいた方が良い。日本で凝り固まった感情的な正義感をほぐし、人民の雑踏の中に色眼鏡を投げ捨てることが、実は一番重要な準備なのかも知れない。
おやまあ14年間ラサを訪れていないのに言い切ってますよ、この人。はいはい、その通りです。でもね、海外旅行みたいに異文化体験をする上で大切なことは大きく外していないと思います。特にチベットへ行きたいと思う人は、去年からの一連の騒ぎの中で多かれ少なかれ「他人のチベット」をさんざん見せつけられてきたのではないでしょうか。
京都のイベントに参加した折にスタッフと話をしていたら、そのスタッフが「中国人は酷いですよね〜」と何気なく漏らした。私は「うん中国政府は酷いよね」と答えたけど、その若いスタッフはもちろん嫌中でも反中でもネウヨでもない。もしこの人が人権派でもなんでもない中国庶民の普段の姿に接したことがあれば、一人一人生活している具体的な中国人を体験していれば、あの時「中国」の後に「人(じん)」の文字が付いただろうか___今でもふと思うことがある、あの一文字をつけたのは何なのか、と。
日本のフリチベはなぜ中国人民に語りかけようとしないのだろうか。せっかく法王が進むべき方向を示唆して下さっているのに、何故いつまでも中国政府ばかり見ているのだろうか。なぜ手を伸ばすべき相手に石礫を投げつけるのだろうか。
これ以上は収拾がつかなくなりそうなので、この辺にしておきます。
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