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2010/01/27

ダライ・ラマ法王来日記念特別講演のお知らせ

皆さんもご存知の通り、猊下が6月に来日することは以前このブログでも紹介しましたが、それを記念した特別講演会が6/20(日)PM長野のビックハットで予定されています。
主催する善光寺のWebサイトに特設ページがありますので、詳しくはそちらで確認してください。また、チベットハウスが共催なので、そちらのサイトにもいずれ案内がでるでしょう。また、mixiの会員の方はトピが立っているので推チェック。


さて、中国との対話が再開されましたが、期待している人っているんでしょうか。どうせ中国は欧米からの批判をかわす為の方便にしか思っていないでしょうし、またいつものパターンで終わらせる腹づもりに違いない。そのうちネット上にニュースが出回るでしょうが、とりあえずphayulから早くもこんな記事(英語)が

Not hopeful of miracle, Tibetan PM on resumption of talks - www.phayul.com

相変わらず速いです。


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2010/01/22

あすからチベット美術特別展

「天空の至宝」一堂に あすからチベット美術特別展 - 大阪日日新聞 http://bit.ly/6wenyB

今度は大阪です。関西きよったで。
関西のフリチベには周知の事実でしょうが、もちろん抗議のイベントはあります。TIBET ROOMのEVeNT Calendarにもキッチリ掲載しておきました。
このチベット展に関しては、当初スポンサーの顔ぶれを見て不安を感じながらもチベットへの関心が広がるならと好意的に見ていた部分もあった。だからTIBET ROOMのEVeNTで紹介したし、九州での表向きな評判しか知らなかった。
風向きが変わったのは札幌で酷いレプリカ土産の報道あたりからだった。記憶が正しければ、他の多くのフリチベたちが騒ぎだしたのも札幌からだったと思う。
確かに規模の大きいイベントは関心を持つ人たちの裾野を拡大するには効率がいい。おまけに宣伝も大々的に打ち、大都市で長期間の開催である。少し考えてみれば判ったかもしれないのに、何故中国政府のプロパガンダが見抜けなかったのだろうか。全く気がつかなかったわけではないが、それでも多くの人に関心を持って頂けるのであればと歓迎し…。
中国が観光の為だけでやるわけがないのである。底には必ず政治的打算が必ず潜んでいることは解っていた筈なのに、迂闊でした。
でも、中国政府がそうだからといって驚くことではない。だからこそFREE TIBETを訴えているのだから。
むしろ不自然で、信じられないのは、例の「チベット人は存在しない」という大広の社員である。あのYoutubeは久しぶりにひっくり返って更に何回転も転がってしまうほど呆れ果てた。まるで理屈になっていないことでも金の為なら何でも言ってのけるのがプロのADマンなら、プロのADマンは全員金塊に括りつけて海の底へ沈めたい。この地球に人で無しは要らない。
きっとフリチベというだけで監督を侮っていたに違いない。どうせ薄っぺらい同情や雰囲気だけで「良いことしている」気分に浸りきったヒーローごっこなんだから、ハッタリでもかませば良いんだよ。大丈夫大丈夫だって。
ああああ!思い出すだにムカムカする!
ということで、大阪展はEVeNTで紹介すんの止めようかと思ったんだけど、でも冷静に考えて抗議運動があることを付け加えて紹介することにした。その方がベターだと思うから。

さて、中国へ目を向けると、最近はGoogleとのいざこざで賑やいでいますが、凄く気になるニュースがありました。

重要な新政策? 中国がチベット工作座談会開催か  - MSN産経ニュース http://bit.ly/65zQGB
時事ドットコム:チベット政策会議、9年ぶり開催=胡政権の発足後初−中国共産党 http://bit.ly/54ygHG

元が共同とはいえ産経だけではバランス的に心許ないので、一応時事もリンクしときます。
こう云ったニュースものも、たまにはいいですね。

2009/10/01

野蛮とは

TVでちらっと見かけただけだけど、だけど、
軍事パレードを単に国力の誇示で理解が止まってしまうのも情けないことだ。
あの先には何がある?
熊が幹に立ち上がって爪痕のこすのと同じこと。
チンパンジーのボスが大枝や石を放り投げて騒ぐのと同じこと。
犬が電信柱に小便するのと同じこと。
野蛮で原始的な行為である。
あの先にあるものは何?
その後に残るものは何?
あんなものの為にチベットの血が無駄に流されるのかと思うと

だからチラッとしか見れなかった。
野蛮人にはなりたくない。


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2009/09/24

やっぱり外国人締め出し。

結局中国政府の約束はどうなったんだろうか?

外国人観光、再び停止=中国・チベット
 【北京時事】中国チベット自治区が20日から、外国人観光客の新規受け入れを停止している。地元や北京の旅行業者は22日、当局の指示で、建国60周年の長期休暇が終わる10月8日まで同自治区への外国人の入境は許可されないと語った。

 軍事パレードなどが行われる同月1日の建国60周年は国家の威信が懸かっており、中国当局は、この期間を狙った「民族分裂勢力」の動きなどに神経をとがらせているとみられる。(2009/09/22-16:24)


恐らく中国は形だけでも面子が保てれば実質なんか関係なく、それが国際的に威信を保つことだと思っているのだろう。でも、ここ二年間で中国の威信は果たして保てたと言えるだろうか?それどころか政治的信用と共に威信は失墜し、経済力によってかろうじて面目を保っているだけのように思えなくもない。まあ好調な経済と軍事的プレゼンスに満足している中国人にとっては、「外からの眼」がどれほど冷ややかにシラケきっているかなんて想像しきれていないのかも知れない。自国のごり押しすらごり押しとは思っていない節もある。
まあ、しかし、かといって中国政府に余裕があるわけではなく、そうせざるを得ない事情があるから、ハイそうですかで簡単に事態が改まるなんてこともない。その辺りのことについては面倒なので繰り返さないけど、これからも当分は変わりそうも無い。もし「おや?」と感じる変化があるとすれば、それは中国人民の方であろう。

さて、現在HABU's Guest House昔のサイトを特別に公開しています。まだ100%IDのFlashサイトだった頃のサイトで、唯一のチベット関係である旅行記「チベットの碧い風」も旅ものという括りで扱っています。もちろん内容は一緒ですが、所々びみょうに言い回しの違うところもあるかも…です。またチベット以外にヒマラヤの想い出とか書いていたりもしているので、興味のある方は覗いてみてください。



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2009/08/28

武警、法王の訪台と来日

うーん、このまま情報ブログ化という流れにはしたくないけど、今日も情報系です。

本日気になった記事は、いわゆる「武警」に関するニュースです。
中国の「人民武装警察法」、暴動対策を明確化 中国国際放送

中国、武装警察法を採択 暴動鎮圧・テロ対策を正当化 朝日

中国が武装警察法、権限乱用の批判かわす? 読売

ま、簡単にいえば、宙ぶらりんだった部分を法的にキッチリはっきりさせたということかな。これでチベットやウイグルで何かあっても、これまで国際社会から批難されてきたことも「法に則った措置」と言い訳できるのであろう。最近よく見かける「法治国家」としての面子ですかね。

さて、お次ぎは前回に引き続き法王の訪台に関する話題なんだけど、前回はちと大袈裟に書きすぎたかな?と思いつつ、まあいいやと投稿しちゃいました。
で、早速おいでなすったね。

ダライ・ラマ訪台に反対 中国、対台湾関係は配慮
【北京共同】中国国務院台湾事務弁公室の報道官は27日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の台湾訪問が決まったことについて、「いかなる形式や身分であっても断固反対する」と述べた。新華社が伝えた。
(中略)
 一方で、報道官は「大陸の各界が台風災害からの復興へ向け手を差し伸べている中で、台湾の(野党)民主進歩党の一部がダライの訪台活動を画策し、良好な両岸関係を破壊しようとしている」と強調、批判の矛先を民進党に向けた。
2009/08/27 22:35 【共同通信】

中国 ダライ・ラマ訪台に反対 NHK

中国、ダライ・ラマ訪台「断固反対」 馬総統への批判は避ける MSN産経

勝手に言ってなさいって感じですが、それより何より、法王が10月下旬から11月にかけて来日することは皆さんご存知?
今回は四国仏教会の働きかけで実現したんだけど、東京、愛媛、沖縄の三カ所で講演が予定され、沖縄では戦没者の追悼なども行われるようです。もちろんTIBET ROOMのEVeNTに情報を載せています。

ただ、不思議なことに東京講演の情報が見当たらない。検索に引っかからないのである。ちなみに愛媛と沖縄の講演会のチケット発売が9月からなので、もし東京講演も同じ9月からなら不自然な状況である。誰か詳しい人いない?
取り敢えず今は様子見だけど、なんか気になる。
ちなみに、高知県で法王四国奉迎記念行事として「チベットまつり」が10/17(土)に開催されます。これもEVeNTで紹介してます。





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2009/08/27

ダライ・ラマ法王訪台へ

馬総統、ダライ・ラマ訪台に同意 被災者慰問目的で
 【台北共同】台湾の馬英九総統は27日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の訪台について、台風8号の被災者への慰問が目的だと述べ、31日からの訪問を認め、ビザ(査証)を発給する考えを明らかにした。被災地を視察中、記者団に語った。
  ダライ・ラマは昨年12月にも、台湾メディアに対して訪台の意向を示し、対中関係改善に力を入れる馬総統が拒否。今回は、大雨被害の対応の遅れに強い批判 を受けていることもあり、受け入れに同意せざるを得ないと判断したとみられるが、中国が反発するのは確実で、今後の中台関係に微妙な影響を与える可能性も ある。
 27日付の聯合報によると、馬政権は「宗教活動に従事すること」を条件に受け入れを決めた。
  ダライ・ラマは9月3日まで南部に滞在し、被災地を訪問する予定。今回の訪台は、特に大きな大雨被害が出た高雄県や屏東県など、南部にある七つの自治体首 長が要請。ダライ・ラマも快諾した。南部は対中強硬路線の野党、民主進歩党(民進党)の支持基盤で、首長らも同党出身。
2009/08/27 11:53 【共同通信】

ふと思い出したのはこんな記事、
【中台】Lenovo 調達団、台湾企業に32.55億 US ドルを一挙に発注 japan.internet.com 2009年8月26日
中国海貿会の第三団(海峡両岸経済・貿易交流協会)は24日、今回の訪問最終日を迎えた。最も期待された Lenovo グループは、当初予想の27億 US ドルを大きく上回る総額32.55億 US ドルの発注契約を締結している。主要な契約はノート PC 生産関連で、Wistron(緯創)、クアンタ(Quanta Computer=広達電脳)、コンパル(Compal=仁寶電脳)各社がそれぞれ10億、7億、6億 US ドルの大口受注を獲得している。
(続きを読む)

ちなみに第一団(6月)は通信製品22億ドル、第二団(7月)は農産品7.5億ドル、そして第三団が32.55億ドル。タイミングといい、予測を上回る契約を単なる経済だけで捉えてよいものか…と、ついいろいろ想像してしまう。そういえばNIKKEI NETによると27日台湾株が3日続落なんですって。この記事のだし方ひとつとっても…・・・、ね。

さて、法王が慰問訪台なされた場合に中国が反発するのは当然として、問題はその中身である。
表向きはお決まりの外務省のコメントがあるだろうけど、さすがに軍事的なプレゼンスはないでしょうね。全人代委員長の20年ぶりの訪米もあることだし、考えにくい。でも影で経済的なボディーブローは十分ありえる。
つまり、中国海貿会第三団の予想を上回る発注がその為の人質だとすれば、契約が白紙になっても知らねえぞ…、なーんて事を考えてしまったりして。
ところで、風水害が特に大きかった南部が民進党の支持基盤であることと災害対応の遅れをリンクさせるのは、考えすぎかなあ。どうなんでしょう? 暢気にゴルフして批難轟々だった日本の元総理と馬英九総統とがダブって見えるのは幻覚?

あ、はぶピーはクスリなんかしてません♡


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2009/08/25

チベット学の中国人専門家はいつ研究しているのか?

中国チベット学専門家、ケニアを訪問

去年のオリンピックイヤーからこの手のニュースが目立ち始めたけれど、中国のチベット学の代表的「専門家」は殆ど外国にいるようだ。去年はヨーロッパを歴訪していたし、今年は北米や中南米かと思っていたらアフリカに移ったようだ。研究そっちのけで外遊とは、まるで政治家やね。
もう一つ不思議なのは、そんなニュースが中国国際放送のみということ。もっとも我ながら白々しい不思議だと思いますが…。

ところで、気になる動きが一つある。

香港の民主派がチベット友好で団体設立へ MSN産経

「漢族とチベット族が互いに抱く誤解を解くのが最大の目的だ」という代表の言葉は大いに歓迎する。当然予想される中国当局の介入が心配ではあるが、これが少しでも事態を好転させる切っ掛けになることを願いたい。

最後に更新情報。
「チベトの碧い風」第三章鳥葬のフォトスライドが完成しました。長かったぁ…というか、忘れてた…オホホ。「途中まで」で既にUP済みの写真にも若干変更があります。
残るは第二章難民ですが、これは冗談抜きで時間がかかりそうです。頑張ります。



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2009/07/10

漢族移民の分類と「我的西域、你的東土」

主要国と自認する各国首脳たちは、去年チベットを腫れものにしただけでけっきょく見捨て、そして今回は東トルキスタンに対してより冷たいあしらいをするようです。情報が少ないからと言うが、チベットの時よりは多いんじゃないの? 情報が少ないのではなく、情報が当局に隠されているのだ。どこまで中国元の札束で引っ叩かれたいのかねえ…頬を差し出すドMの首脳たち。G8からM8に名前変えたらどうなの?

そんなわけで、今回もウイグル7・5事件について。
前々回のブログで引用したブログで、貴重なウイグル人側の主張(ブログ記事)が紹介されていた。

【ウイグル・オンラインBBSの、新疆独立の未来への展望と分析】 海浪(blog)
原題「維吾爾在線論壇對新疆獨立前景的展望和分析!」
hi.baidu.com/%B8%DB%B3%C7%D6%AE%C9%F9/blog/item/33812713ffcd26846438db2d.html




確かに、いくら漢族だからといっても、自分や家族の運命に直面すれば全て同じ反応を示すとは思えない。もちろんウイグルの独立は現状では現実的ではないけれど、なるほどねえ生産建設兵団ですか。不勉強な私は初めて知りました。ちょこっと検索してみると、簡単ながらWikipediaにも載っていて、公式サイト(もちろん中国語)まである。確かにウイグル人からすれば隠れ悪魔のような集団やね。
折角なので、この兵団に関する記事をご紹介。

「占領と開拓のあいだ:素顔の新彊生産建設兵団」真silkroad?


「新彊の歴史と発展:九、新彊生産建設兵団の設立、発展とその役割」北京週報

ところで、最初のリンク先ブログの注釈に「彼(王力雄氏)はチベット系の女性を妻に持ち」とありますが、正確には「チベット系の女性」ではなく「チベット人女性」で、具体的には作家ツェリン・ウーセルさんのことです。

王氏はウイグル問題については「我的西域 你的東土本」という本を出していて(生産建設兵団で引用した上記ブログ「真silkroad?」でも取り上げているので、どういう本かはそちらを読んでいただきたい。)、「出版されたらしい」というブログ記事が一昨年の11月25日。そして、王氏への反論のブログ記事が昨年の3月31日付なので、おそらく「王氏が文章の中で」指摘していた「文章」とは「我的西域 你的東土」に書かれている文章とみるのが無難かな。ついでながら、「我的西域、你的東土」で検索してみると、日本語で書かれた書評のブログ記が幾つかあったので、興味のある方は調べてみて下さいな。
それにしてもウイグルの問題、ある程度知っていたつもりでいたが、まだまだでした。生産建設兵団を知らないようでは問題にならん。


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2009/07/08

ウイグルの風向き


今回のウルムチでの一連の騒動は、さすがに日本のマスコミの鈍い腰も突き動かしたようで連日報道されてはいるけれど、なんかお座なりな報道が多い。判で押したように「背景には深刻な民族対立」だけで済ませ、番組独自に背景を掘り下げて解説する気の全くないものが殆どだった。もしかすると私のTV視聴する時間帯に問題があるのかもしれないから全てとは言わないけど、それにしてお粗末だ。少なくとも夕刻のニュース番組では胡錦濤の帰国やチベット問題に言及したものも少なかった。まあ、夜のニュースで触れるでしょう???
夕刻のTVニュースでは、まあNHKが一番誠実な報道ぶりだったかな。アメリカの抗議デモやラビア氏のコメントも流していたし。中国で突然画面が真っ黒になったのは、この部分かも?あ、これは間違い。夕刻ではないか。若干記憶が乱れてます イヤハヤ ~~;;。
で、主婦層が一番見ている時間帯で最も詳しく解説していたのは、関西ローカルだけど関西TVの「ANCHOR」で、「青山がズバリ!」のコーナーだった。私のブログを読んで下さる皆さんなら「今さら」な内容なので、詳しくは紹介しませんが、要はアジアでもベルリンの壁が崩壊するきっかけにもなりかねない大事件で、だからこそ胡錦濤は急ぎ帰国したのである。

今回の騒動で私が一番注目しているのは漢族の反応である。
それを除けばチベットなど従来見られたパターンと同じだが、今回は当局による情報操作が一部の漢族を暴徒化してしまっている。チベットでも情報として伝わらなかっただけで同様のことがあった可能性はあるが、あったとしても規模は小さかっただろう。しかし今回は規模も大きく大都会である。飛び火が懸念される中、対応を誤って拡大してしまえば収拾がつかなくなる。特に中国全土で漢族の社会不満が暴走なんてことになれば、それこそベルリンの壁がカウントダウン。アジアのベルリンの壁は血なまぐさいものになるかも…。
青山氏が指摘したように胡錦濤帰国は正しい選択であった。(某国のA生さんも見習って欲しいところだが、もう今更遅いか。)恐らくウルムチでの混乱の終息は時間の問題だろう。しかし、全てが100%中国当局の思惑通りにいくはずがない。
例えば、今回の騒ぎで一躍クローズアップされたラビア・カーディルさんだけど、中国当局の「ラビアは第二のダライを目指している」という宣伝は、むしろ指導者不在という独立運動の弱点に回答を与えてしまっているような気がするし、事実、中国政府への反論声明がウイグルの代表者である印象を明確にした。これまでも実質的キーパーソンだったけど、今後の動向如何でウイグルの指導者になる素地は十分にある。

何はともあれ、ウイグルの風向きが変わったような気がしてならない。これでチベットも息を吹き返してくれることを願いたい。それで再びチベットに入れなくなったとしてもだ。(もし今度入れないようなら、さすがに今度は諦めるしかない。既に金銭的にキツいんだけど、更なる延期は気持ち的にもキツい。一旦、生活を立て直さないと;;)


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2009/07/07

7月5日ウルムチの騒動について

7月5日にウルムチで起った騒動だけど、死傷者や逮捕者の正しい数なんて判らないし、どれが正しいとかどれがおかしいとか、そんなことはこの際脇においておく。
さて、今回の騒動を皆さんはどう見ているのだろうか。
当局の発表は、外国テロ勢力や分離主義派が計画的に煽動した暴動だと断定している。
一方、世界ウイグル会議は中国国旗を手にして平和的なデモをしていただけだと主張している。
私は中国当局の金太郎飴のような発表を端から信用していないし、「中国国旗を手に持って」という具体的で現実的な内容を含んだウイグル側の主張の方が信憑性は高い。
それに、中国政府が示した今回の外国プレスへの素早い対応の用意周到さも胡散臭いが、なにより、少し前のイランと同様、当局の公式発表と矛盾する動画や画像がネット上にドンドン投稿されては「河蟹」(中国で削除を意味するスラング)され、でも外国から再投稿されるという事態が、全てではないにせよ、真相の在処を暗示しているのではなかろうか。
平和的だろうとなんだろうと抗議行動を口実に民族虐殺をしておいて、あくまで悪いのは無実の人民を煽動した外国「テロ」集団と分離主義者であるとするところは、これまでにもあったお定まりのパターン。あえて酷い対応で挑発し、更に民族衣装を着た警官など偽少数民族が怒りを煽るように暴徒を演じることさえする。ただでさえ抑圧され続けて溜まりに溜まった情念に一度火がつけば収集は困難だ。おそらく本人でさえ抑えきれないに違いない。それを逆手に取った卑劣な手口である。あとはそれを口実に反体制組織潰し。
ま、今回の騒動についての詳しい情報についてはコチラにいっぱいニュース記事のリンンクがありますので、そちらを読んで下さい。まだ少し燻り続けているようですが、そういうことにして徹底的に取り締まっているのか、どうなのか、判りません。

さて、世界ウイグル会議が主張いてた平和的デモのそもそものきっかけは、6月26日に広東の工場で死傷者が多数でた事件である。もちろんネット上にいろいろ出回ったそうだが、Radio Free Uyghur Japanのサイトに動画がありました。相変わらず余計な雑音を持ち込む人が多いですが、そんなの無視して中国事情に詳しそうな人や中国在住の方のブログを幾つか読んでゆくなかで、コチラの記事を紹介したくなった。特にこの部分、

今回の暴動の引き金となった広東省の事件。
実は俺も02年に広東省(深セン)にいたとき、
現地の知り合いから「スカッとする笑い話」として以下のようなエピソードを聞いたことがある。

1.ウイグル人の泥棒どもの行動が目に余る。あいつらムカつく。
      ↓
2.けれど、むやみに逮捕するわけにもいかない。
      ↓
3.警官2人が勤務終了後に、私服に着替えてウイグル人居住地域に自動車で向かう。
      ↓
4.通りがかりのウイグル人の頭に背後から袋をかぶせ、片っ端から殴りつけてリンチ。痛快!

どう考えても問題がありそうなこの話が、
深センの若い学生の間で「笑い話」として語られているという現状は、
広東人のウイグル人観を考える上で興味深い。

上記のスレのなかで出てきた、6月25日の事件に関する「デマ」についても、
殴り殺した死体を辱める(「殴り殺したウイグル族の死体に小便をぶっかけた」はぶ註)くらいはやってもおかしくない社会的気分があるんじゃないかと個人的には思う。

現地に行ったりネットの書き込みを見たりしていると、一般の漢民族はチベット人やモンゴル人に対しては、それほどギラギラした悪意は向けていないように感じる。
(ただし「善意の押し売り」は往々にして見え隠れするがw)

だが、ウイグル人(≒イスラム教徒)に対しては、
特に現実社会において対象との濃厚な接触がない者ほど、あからさまなヘイトを向けているようなのだ。

対象に思い入れが薄ければ薄いほど人は薄情なもの。血が混ざり合うことで少数民族の文化が危機に瀕していると言うけれど、この観点からすれば民族の違いは異文化交流の妨げにはならないという捉え方も出来る。文化の維持で重要なのは寧ろ教育である。綺麗ごとのようだけど、相互理解を深めることでしか民族問題は根本的な解決にはならない。ただし中国共産党にそのような意図は感じられない。本心は全く逆のところにあるとしか思えない。今回の騒動も、広東の事件も、当局の恣意的な対応が齎した悲劇であることに間違いないだろう。


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2009/06/04

天安門事件から20年、変わらぬ中国

昨日に引き続き天安門事件について。

天安門事件について知っていると云っても、以前書いたように、背景まで理解してTVニュースを見ていたわけではない。そもそも何がきっかけで始まったのか、よく解らずに見ていたのが本当のところ。でもこれだけは言える。あの武力鎮圧は信じられなかった。もちろん、その二ヶ月後に現場へ旅行しに行くなんて考えてもいなかったけどね。
ところで、今日は4時頃からTVながら族していたけど、民放では天安門事件は殆ど見られなかった。逆に右の方から中国贔屓の偏向報道と攻撃されているNHKが、昨日からニュースやクローズアップ現代で取り上げているのが興味深かった。
TVのおかげで忘れていたことを思い出したんだけど、天安門事件の頃、ソ連のゴルバチョフ書記長(当時)が北京に訪問していたんだった。ちなみに、ゴルバチョフはペレストロイカという大胆な改革を押し進め、結果的にソ連解体の立役者みたいになっちゃた人である(たぶん。正確なところは各自で調べてください。)

ネット上には、さすがにいっぱいありまして、今回も一部だけどピックアップ。

“天安門事件 再評価せず”_NHK
中国の北京で、民主化を求める学生らの運動が武力で鎮圧され、大勢の死者を出した天安門事件から20年となりましたが、中国政府は事件について、すでに明確な結論が出ているとして評価を見直す考えがないことを明らかにしました。

天安門事件は20年前の1989年6月4日、民主化を求めて北京の天安門広場やその周辺に集まった学生や市民に対し、軍が装甲車などを出動させて発砲し、大勢の死者やけが人が出たものです。中国外務省の秦剛報道官は4日の定例の記者会見で、天安門事件について「中国共産党と政府はすでに明確な結論に達している」と繰り返し、一部の学生らによる「暴乱」だったとする事件の評価を見直す考えがないことを明らかにしました。そのうえで「中国は改革開放以来、目覚ましい発展を遂げた。中国が特色ある社会主義の道を進んだことは、国民の最大の利益となった」と述べ、中国の経済発展を見れば、当時の判断に誤りはなかったと強調しました。一方、4日の天安門広場は、ふだんと同じように観光客が訪れているものの、大勢の警察官が配置され、広場に入ろうとする人の手荷物を厳しく検査するなど厳戒態勢が敷かれています。北京郊外の共同墓地では、事件の犠牲者の遺族が墓参りに訪れましたが、ここでも大勢の警察官や警備員が監視し、天安門事件から20年が経過しても、中国政府が遺族や当時の関係者の動向に極度に神経をとがらせている様子がうかがえました。

天安門事件20年、犠牲者の追悼活動封じ込め…中国当局_読売

天安門事件20年 封じられた抗議、追悼活動 (1/2ページ)_産経

クローズアップ2009:天安門事件から20年 趙氏の影にピリピリ_毎日

米国務長官、中国に天安門事件の「受け入れ」求める_CNN

天安門事件20年で厳重警戒、米国務長官は活動家の釈放要請_Reuters

天安門20年『厳戒』_東京

天安門事件20年 節目の朝 広場厳戒 市民らに荷物検査 武警数百人が出動_西日本新聞

天安門20年「暗い過去の検証を」 米国務長官が声明_朝日

さて、昨日の投稿の最後でウアルカイシ氏のことに触れたが、やっぱ中国政府は逃げましたね。昔、江沢民の集団指導体制を評して、大物が一人もいなくなると大胆な改革は起こりにくくなると言った人がいたけれど、少なくともトウショウヘイ以後の中国政府の方向性に大きな変化はない。むしろ社会矛盾と政治腐敗の深まりと拡大が足枷手枷になってどんどん身動きが取りずらくなり、更にインターネット等通信事情の変化が未知の予測できない不安定要素になってきている。中国の社会が変わるには三十年、五十年、いや百年かかるでしょうとTVの中である中国人は言っていたが、それまで共産党が保つだろうか?ちなみにポスト胡錦濤と目されている習近平は、今年2月に外遊先でこんなことを言ってます。「腹がいっぱいになってやることのない外国人がわれわれの欠点をあれこれあげつらっている」「中国は革命も輸出せず、飢餓や貧困も輸出せず、外国に悪さもしない。これ以上いいことがあるか」
恐らく大多数の「外国人」より良いもの食って育ってきたであろう人に言われたかない。

ウアルカイシさん、台湾に送還 「帰国運動続ける」_朝日

ウアルカイシ氏を強制退去 中国、国際社会の注目懸念_47NEWS

ウアルカイシ氏が台湾到着=マカオから強制送還_時事


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2009/05/17

蘇る天安門

久しぶりにこんなブログ。
天安門事件20年 失脚趙紫陽氏の発言録
2009年5月16日 東京新聞 朝刊
 【北京=平岩勇司】一九八九年の天安門事件につながる民主化運動の対応をめぐり失脚した中国共産党の故・趙紫陽元総書記が生前に「戒厳令は〓(1)小平氏が違法に決定した」などと語った録音テープが見つかり、内容をまとめた本が六月四日の事件二十年を前に米国や香港などで出版される。趙氏の秘書を務めた鮑〓(2)(ほうとう)氏(76)は本紙に「私が録音テープを入手し、出版を計画した」と述べ、歴史の再評価を求めている。
続きはコチラ

他にも
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009051501009
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-38042420090515
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090514/chn0905142330010-n1.htm
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2602499/4147290


趙氏の本は去年にも日本で出たけど(趙紫陽—中国共産党への遺言と「軟禁」15年余 )、今回は英語と中国語のみ。その代わり世界マーケットで出版。ぜひ日本語でも出して欲しい。けど、すんごい横槍の猛襲だろうな。
香港では既に本棚に並んでいるそうだけど、趙氏の側近だったBao氏とその息子(香港で出版社経営、中国で中国語版発売予定)は中国本土での発禁処分を想定した対策を練っている(AFP)とか。てことは既に香港で入手している人もいるだろうし、ネットで情報を得ている中国人もいる筈なんだ。
というわけで中国政府の反応が見物である。

う〜ん、「ダヴィンチコード」見終わってからちょこちょこっと書き足そうともったけど、もう日付が変わっちゃうじゃん。
ということで、このへんにしとくけど、天安門事件はさすがに歴史から抹消することはできない。いくら巨大な力を手にしたと云っても、しょせんは百年にも満たない共産党である。歴史は書き換えられても、人の記憶は語り伝えられてゆくから、その魂は権力よりも遥かに永く生きながらえることができる。大事なことは何なのか、時の権力者は、よくよく思慮深くいてもらいたいものだ。
何を守るかでその人の価値が決まる__だったっけ?なんかそんなセリフがあったな。中国共産党は何を守ろうとしているのだろうか?


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